真夏の太陽の下、国内外のアスリートたちが白熱。
日本最大級のアクションスポーツの祭典、ムラサキ湘南オープン。ショートボーダーによる最先端のハイパフォーマンスはもちろん、ロングボードやボディボード、スケートボード、BMXなど、さまざまなカテゴリーの熱い戦いが広げられる、まさに真夏の祭典だ。
今年は7月9日〜16日の期間がスケジューリングされ、場所は例年通り、日本屈指のメジャービーチ鵠沼。カリフォルニア・ハンティントンビーチのUSオープン同様、盛夏を告げるマイルストーンになっている。
非常に強い台風、カテゴリー4規模の台風8号からのスウェルが届き、QS1500グレードのショートボートイベントはウェイティングピリオド初日の7月9日からスタート。砂浜を焦がす強い日差しのなか、グラッシーなフェイスが輝く波を舞台に、国内外のサーファーたちがハイレベルなサーフィンを披露した。
波乗りジャパンの勢いが炸裂。
今季すでに、いくつかの好成績を挙げている安井拓海はラウンド2で、ヒートトータル最高点の14.05(7.30+6.75)をスコア。
そのヒートに続くベテランの田嶋鉄兵は、この日のハイエスト・ポイントとなる7.50を叩き出す好調ぶりをみせ、合計13.50をマークした。
オーストラリアの鮮やかさを示したデビッド・ヴログ。
ヒート半ばの第14ヒートでは、オーストラリアのデビッド・ヴログとアメリカのカイ・マクフィリップが上位争いを展開。が、ヴログは鉄兵と並ぶ7.50のハイスコアをメイクしてリード。マクフィリップとともに、ラウンド3に駒を進めた。
台風8号は日本だけでなく、アジアの東向きの海岸線に猛威を奮いそうな勢い。進路は西に向いていて、台湾に上陸する恐れもある。この経路をとる台風は、過去にも湘南にスウェルをもたらしたことがある。大会2日目の7月10日は、さらにしっかりとしたスウェルが湘南にも届き、朝から盛り上がりを見せている。トップシードが続々登場する注目のヒートに目が離せない。