フランス大西洋岸で生み出された乗りやすさと楽しさの絶妙なバランス
SUPERFROGCARROT CAKE 6’4
![](https://i0.wp.com/surfclub.jp/wp/wp-content/uploads/2017/05/1_SUPERFROG_2017_Carrot-Cake_6-4_HR.jpg?resize=640%2C1239)
193cm x 53.5cm x 6.4cm 40L フィン: FCS25plug(5fin付属)シェイパー: ジェラルド・ダバディ 75,000円 内外価格差をほぼゼロ化した75,000円というプライス。コストパフォーマンスの高さに驚く。
フランス大西洋岸のビーチタウン、ホセゴーを拠点とするSUPERFROG。その愛嬌のあるカエルのロゴマークに見覚えのあるサーファーもいるだろう。1994年に公開されたサーフィン映画『エンドレスサマーII』の中で、一行がオーストラリアからフランスに上陸した時に紹介されたのが、このSUPERFROGのロゴ。知る人ぞ知る、フランス大西洋岸のサーフアイコンなのである。
SUPERFROGは、1980年代からEPS&エポキシ製法に特化してきたパイオニア的存在としても有名だ。メインシェイパーであるジェラルド・ダバディは、1993年以降、BICサーフボードにマスターボードを提供している確かなデザイナーとしてもよく知られている。「誰にでも乗りやすく、それでいてとびきりのファンパフォーマンスを楽しめること」。スーパーフロッグのコンセプトについて、ジェラルドはそう語る。
今回紹介する<CARROTCAKE6’4>。十分な幅とボリュームがあるので初心者にもお薦めできるが、むしろ長年サーフィンを楽しんできたサーファーにぜひ試していただきたい一本である。ジェラルドがこだわり抜いた、乗りやすさと楽しさのバランスの妙とその奥深さをを存分に味わっていただけるはずだ。
しかして、ジェラルドは言う。「マーケティングを語るより、サーフィンやシェイピングを続けることが大切だ」と。ボードに記されている「NoBla-Bla!(」能書きはいらない!)は、ホセゴーからのシンプルだが含蓄に富むメッセージなのだ。
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