訃報・Mr. 志摩マスターズ、森本健二さん
三重・伊勢エリアのフォトグラファー、井村義次さんから1通のメールが届いた。
昨年の暮れに“志摩マスターズ”の最多優勝者の森本健二さんが、末期がんの末に50代の若さで他界したという。
いまでこそ全国から見ても、対ビジターにとても開けている伊勢。けれど、昔は小地区ごとのポイント間での交流を嫌がる典型的なローカルイズムが存在していた。
そんな閉塞的な文化を開放に向けたのが、森本さん世代の派閥を超えた交流であり、そうした熟達者ジェネレーションだけが出場できるコンテストが志摩マスターズなのだそう。
「中途半端な波で開催するな」という先代サーファーからの精神が息づくこの大会を4度制覇し、あと1勝で手にできたマスターズの殿堂入りを無念にも果たせなかった森本さん。その晩節を、井村さんが記者として活動するウェブマガジン『OTONAMIE』がクローズアップ。
Mr.志摩マスターズのサーフィンへの想い、そして伝承され続ける伊勢ロコカルチャーの物語をぜひ。