【WSL】ウェイブプール初のCT戦〈サーフランチ・プロ〉のフォーマットが明らかに。

エアーショーやロングボード・エキシビションも。

サーフランチの波の写真
The Perfect Stage. Photo: WSL

ウェーブプール・サーフランチの観客の写真
Audience at Surf Ranch. Photo: WSL

Text: Junji Uchida

 

先日、観覧料についてお知らせした〈サーフランチ・プロ〉。いよいよ一般チケット購入が開始に。さらにコンテストのフォーマット、日程別のスケジュールおよびサブイベントの内容が明らかになった。

◉コンテスト・フォーマット

五十嵐カノア・サーフランチの写真
ファウンダーズ・カップで活躍した五十嵐カノア。CT本戦だけにより本気モードになるであろう戦いぶりに期待。Photo: WSL / SHERMAN

【R1:クオリファイ・ラウンド】
  • 選手は計6本の波をライド。1RUNにつきレフト・レフト各1本ずつ。
  • RUN1+RUN2=4本のうち、レフトとライトの点の高いほう各1本、計2本でスコアリング。
  • RUN3は上記合計点の低い方から演技。男子8名・女子4名がファイナル・ラウンドに進出。
ウェーブプール・サーフランチ・プロのフォーマットの表
わかりやすくするためサンプルのスコアを入れています。©SurfClub

【R2:ファイナル・ラウンド】
  • 選手は計6本の波をライド。1RUNにつきレフト・レフト各1本ずつ。
  • 次のRUNは前RUNのスコアの低い方から演技。
ウェーブプール・サーフランチ・プロのフォーマットの表
わかりやすくするためサンプルのスコアを入れています。©SurfClub

平たく言えば、レフト+ライトの計2本の合計での戦いで、次のRUNはフィギュアスケートやスキージャンプのように、スコアの低い順にパフォーマンスしていき、クライマックにかけて選手に圧をかけて盛り上げるということだろう。ヒート形式はプライオリティによる相手との駆け引きも見どころだったが、このフォーマットでは、選手がより自分との戦いを強いられることになる。

これまでもWSLが採用したフォーマットがスタンダードになるケースが多い。今後、ウェイブプールでのコンテストが開催されていくのだろうけど、このプロトタイプがベースになる可能性が高いだろう。

◉イベントスケジュール

ウェーブプール・サーフランチでのフィリッペ・トレドのエアーの写真
スペシャルイベントとしてエアーショーが開催。オーディエンスとの距離が近い分、盛り上がること必至。フィリッペ・トレド。Photo: WSL / CESTARI

9月6日(木)
ライブストリーム視聴のみ
 
9月7日(金)
【8:30】開場
【9:00 – 11:30】コンテスト
【11:30 – 12:30】休憩
【12:30 – 15:00】コンテスト
【15:00 – 16:00】休憩
【16:00 – 18:30】コンテスト
【18:30 – 19:30】ロングボード・セッション
【20:30 – 22:30】コンサート
 
9月8日(土)
【8:30 – 11:30】コンテスト
【0:00 – 00:00】休憩
【11:15 – 13:40】コンテスト
【13:40 – 14:30】休憩
【14:30 – 17:00】コンテスト
【17:30 – 18:30】エアーショー・セッション
 
9月9日(日)
【9:00 – 13:00】コンテスト
【13:00 – 13:30】休憩
【13:30 – 15:30】コンテスト
【16:00】終了セレモニー

 

WSLのサーフランチ・プロのサイトでは、日本時間7月4日14:00現在、土曜日のタイムスケジュールが、最初のコンテストの終了時刻が11:30なのに対し、次のコンテスト開始が11:15となっているのでそのままにしてある(現在問い合わせ中)。

金曜はロングボードのエキシビション・セッション、土曜はエアーショーが開催。金曜のコンサートライブのミュージシャンはいまのところ未明。

また、サーフランチ・プロは環境を壊さず地球に優しいサステイナブル・イベントもテーマだ。

  • マイ水筒ボトルやマイカップを持参しよう。
  • 友達と1台のクルマで来ながら相乗り車線を楽しもう。
  • プラスチック製のストローのないイベントです。

将来的にはフロリダや、建設予定とされる日本での開催もあり得るサーフランチ・プロ。いや、記念すべき第1回大会だからこそ生で見たいという人はぜひ。

詳細はWSLのSURF RANCH PROサイトをチェック!
SURF RANCH PRO